リュックをしょって笑う男の子の写真

和光市白子から小学5年生の男子が昨年の暮れに、朝霞市の永井ピアノ教室まで1回目のピアノ体験レッスンに来られました。

別の先生に5年間ピアノを習い続けていたのですが、都合があって最近辞められたとのご事情でした。

和光市白子というと、和光市の南西部(練馬区との境目近く)です。
朝霞市の永井ピアノ教室までは和光市を横断してお越しになる形です。

国道254号線があるので、時間的には15分もかかりませんが、和光市白子から朝霞市までというのは、なかなかの距離です。

さて、5年もピアノを習っていると、どのお子さんにも何度かは辞めたいと思う時が来るのが普通です。

この男子もおそらくそのように思われた経験があるせいか、もちろん初対面のレッスンに緊張もしているせいか、

「この子は少し “ピアノは難しい” と思っているな」

そう感じました。

私はいつも
「レッスンが楽しみ!ピアノ大好き!」
という気持ちを持っていただけるよう心がけています。

そこで、年明けに行ったの2回目の体験レッスンでは、ピアノを弾く前にリラックスしていただきたく、ぬいぐるみのひとつを男の子の前に置きました。

「中1の男の子がね、このアザラシ玉ちゃんをこんな風にグッーとつぶしてコチコチにしちゃったのよ。」
と手に取らせて遊んでもらいました。

すると、前回見られなかった笑顔が出てきました!

私はホッ!とし、その勢いで
「じゃーピアノの前に座ってみましょうか」
と促します。

ピアノの音は、前回より明るくなりました。
男子の心が少し和らいだ気がして、嬉しくなりました。

何事も継続するのは、大変ですよね。
5年間も頑張ったのだから、今ひとたび粘ってほしいと願い、その方向に持っていけるよう、次回の初レッスンでこの子を迎え入れたいと思います。

今回は、和光市白子からお越し下さった小5男子のピアノ体験事例をご紹介しました。

永井ピアノ教室に通われる方は、初めてピアノを習いに見えるお子さんがほとんどです。

しかしまれに、習っていたピアノ教室を辞めてお越しになるお子さんもいます。

辞めた理由はそれぞれ違いますが
「何とかしてピアノを続けてほしい」
と願うご父兄の心中は、察するに余りあるものがあります。

今回の方も和光市白子からわざわざお越し下さいました。

和光市を横切り朝霞市まで、それなりの距離を車で送り迎えしてまで、大切なお子さんを当ピアノ教室に託して下さるその事実に、ご父兄の思いを感じざるを得ません。

生徒さんに対しては「やさしくたのしく」ではありますが、指導者としては襟を正してピアノレッスンに臨みたいと、気が引き締まる思いです。