今回は、子供が「ピアノ難しい!」と思いそうになった時、永井ピアノ教室(朝霞市)ではどんな対応をしているかを、ご紹介したいと思います。
一般にピアノを教える側は、カリキュラムに沿って指導すれば、どの子も上手くなると思いがちです。
知識を教えるように、覚えなさい!練習しなさい!……と。
ところが同じ指導をしていると、それはとんでもなく、一人ひとりの反応は全くまちまちです。
- 譜読みができる子・なかなか読めない子
- 指が思うように動かない子
- 指がスムーズに動いてもロボットのように弾いて、音楽の流れが出ない子
- 習い始めはどんどん進めたのに、1年後ぐらいにスランプ状態になってしまう子
習い始めから、皆さん一様ではないですね。
永井ピアノ教室(朝霞市)では「楽しいレッスン」をモットーにしております。
しかし中には、時おり顔の表情が暗くなったかな?と思うと固まってしまい
「難しい!」
と無言で訴える子も、もちろんいらっしゃいます。
その瞬間、
「易しく弾けるためにどうすればいいか……」
を即、考えねばなりません。
今この場で
「難しい!」
と感じたことを裏返しさせないと、次の一週間はおうちでピアノに触らなくなってしまうからです。
何とか解決させなくては!とこちらも必死です。
「音がわからないんだね。ちょっとおんぷにカナをふってみるね。」
「さいしょから、両手でそんなにはやく弾ける子はいないよ。
まずは、片手で弾いてみようね。
そうそう。
つぎは、両手ですご~くゆっくりあわせてみようね。」
「できた! できた! できたよ!
どう?難しい?」
ひたすら笑顔を待ちます。
「この子はスジが良いな」と思われる子でも、この「難しい症候群」には足を踏み入れます。
皆さん経験があります。
1度や2度ではありません。
新たな曲になると直面してしまいます。
私はその都度その都度、小さな原因を見つけ「簡単だ!」と思わせる練習方法や弾き方を伝えます。
見学なさっているご父兄には、出来た時の拍手や、褒め言葉を発していただくようにしてます(幼児の場合ですが)。
まぁ、何ともピアノ上達への道は、地道な努力を要するものです。
でも、出来ないものが出来た時の嬉しさはひとしおですから、その積み重ねを大事にしたいですね!